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過去の名著から思わぬ発想を得られるかも。

地頭力を鍛える

 

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

 

 

人を育てていくには大きく二つのアプローチがある。すなわち
①「磁石」のレベル、すなわち思考回路を変えるか、
②「コンパス」のレベル、すなわち個別の行動を変えていくかである

フェルミ推定
①アプローチ設定
②モデル分解
対象をモデル化して単純な要素に分解する
③計算設定
誰でもある程度の数字の推測が可能なところまで因数分解しておくところがポイント
④現実性検証

仮説思考とは、
①いまある情報だけで最も可能性の高い結論(仮説)を想定し、?常にそれを最終目的地として強く意識して、
②情報の精度を上げながら検証を繰り返して仮説を修正しつつ最終結論に至る思考パターンのことである

ポイントは、
①どんなに少ない情報からでも仮説を構築する姿勢、
②前提条件を設定して先に進む力、
③時間を決めてとにかく結論をだす力の三点である

フレームワーク思考は大きく「対象とする課題の全体像を高所から俯瞰する全体俯瞰力(ビッグピクチャーシンキング)」と、「とらえた全体像を最適の切り口で切断し、断面をさらに分解する分解力」とで構成される。さらにこの「分解力」はおおきく「分類」(足し算の分解:狭義のフレームワーク)と「因数分解」(掛け算の分解)とに分けられる

ここでのポイントは大きく五点あり、
①全体→部分への視点移動、
②切断の「切り口」の選択、
③分類(足し算の分解)、
因数分解(掛け算の分解)、
ボトルネック思考である

抽象化思考とは?対象の最大の特徴を抽出して「単純化」「モデル化」した後に?抽象レベルで一般解を導き出して、?それを再び具体化して個別解を導くという三ステップによる思考パターンのことである

①モデル化、
②枝葉の切り捨て、
③アナロジー(類推:ある事象を類似のものから説明すること)である

実は仮説思考の本質とは、「ベクトルを逆転して考える」「『こちらから』でなく『向こうから』考える」あるいは「逆算して考える」ことである

背伸びした目標設定をして、それを実現するために現状とのギャップを抽出し、それを埋めるための方策を考えていくというのが改革への最短ルートである

「コミュニケーションにおける最大の問題は、それが達成されたという幻想である」ジョージ・バーナード・ショー

コミュニケーションの苦手な人がよく発する言葉というのが、「コミュニケーション上の問題はありません」「きちんと伝えました」「○○に××と書いてあります」「あれほど言ったんですが…」等という言葉である。お気づきだろうか?これらの言葉はすべてベクトルが逆転していない、つまり「伝え手側から」の論理である。そこには、相手に実際にどこまで伝わったのか、相手がどこまで理解したのか、
といった観点は一切入っていない

相手の立場でコミュニケーションする。基本中の基本ではあるが、これほど難しいことはない。
よほど出来ている人でも自分の十分の一ぐらいしか相手のことを考えていないと思うのが安全だろう(逆に普通の人は百分の一ぐらいしか相手の視点でなど考えてはいないのだ)

会議の進行をするにもいきなり議題の説明から各議題に入ってはいけない。何をおいても「目的(会議の目指す達成レベル)の確認」が最優先である

『七つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)では、「自分の人生をいかに生きるべきか?」「自分の人生において重要と思う価値観は何なのか?」そして「これをいかに実現して自分のなりたい人生を生きるのか?」。
これらを考える一番の方法は「自分の葬式はこうあってほしい」というのを思い浮かべてみることだというのである

「情報を集めたい病」を克服するのが、仮説思考への第一歩であると考えていただきたい

「今日はお話しすることが二つあります。AとBです」などと先に項目を宣言するとか、「五分間時間をください」等と大体の時間を先に示してしまうのである。
全体像で考える人というのは、こうした会話のパターンを持っている人がほとんどである

全体を分析する際に最も注意すべきこと、それは全体を「もれなくダブりなく」分解することである。
これはMECE(Mutually Exclusive Collectivery Exhaaustive)とも呼ばれ、論理思考をする際には必須の概念である

この「分類」という行動をスムーズに行い、「もれなくダブりない」箱のセットを用意するためのツールが狭義のフレームワークである

”3C”(Customer, Company, Competitor)や”4P”(Product, Price, Place, Promotion)といった世の中で使い慣らされたフレームワーク
こうしたフレームワークをツールとしていくつか持っていると、ダブりのないアイデア抽出実施したり、様々な意見を集約したりといった場合に非常に便利である

フレームワークのタイプ
・対立概念型
・数直線型
・順序型(プロセス)
・単純分類型(並列)
・異視点型(複数軸)

全体としては複雑に見える事象も、一つ一つの構成要素に分解してみると単純な事象に分解できることが多い

こうした因数分解を用いて、全体として一つに見えている対象要素を複数の構成要素に分解することによって対象要素に関する因果関係をより深堀して何がキーとなる要因か、どこがボトルネックになっているか、あるいは何をするとどういう効果が表れるかどうかといった分析が可能になるのだ

ビジネス指標分析への因数分解の応用
売上げ=売価×数量
=(定価×(1-割引率))×(市場規模×市場シェア)

フレームワーク思考の締めくくりが、全ステップまでで分解した各要素を再び全体俯瞰して、全体の中でのボトルネックを考えることである

ブレーンストーミングの際におすすめするプロセスというのは、まずはフリーにアイデアを抽出するのと並行してある程度アイデアがそろった段階で最適のフレームワークを選択するのである。
そうすれば、「専制的な考え方」を強制することなくアイデアを抽出するとともにその「抜けもれ」の
チェックを行うことが可能となる

およそこの世の中で起きていることというのは、表面的にはすべて異なっているものの根本的な構図を掘り下げていけばほとんど同じ構造になっていることが多い

たとえ話がうまいというのは抽象化能力が高いということを意味しているのである

「結論から」「全体から」「単純に」

Think Rationally,Act Emotionally

まずはY軸的に特別な相手としてしっかりと悩みを聞き出す。
ところがここで、次のステップとしてその悩みの解決策を考える場合には一度X軸の世界に移行してある程度一般化し、心理学の知見等を応用した上で(所詮同じ人間である。
悩みの「パターン」というのはある程度は研究されているので、どのパターンに当てはまるか考える)解決策を考えて、それを再びY軸の世界にもどって特別な個人としての相手に適用して、しっかりと相手に話すというX軸とY軸を往復しながらの対応が求められる

 

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」