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過去の名著から思わぬ発想を得られるかも。

経営をよくする会計

 

経営をよくする会計 6つのポイントでシンプルにつかむ

経営をよくする会計 6つのポイントでシンプルにつかむ

 

 

流動資産が十分あれば短期借入を。固定資産の割合が多ければ長期借入を。これが正しく融資を受ける場合の原則です

すると支払利息の5年間の合計は次のようにして算出できます
1000万円÷2×0.25(2.5%)×5(年)=62万5000円

国民生活金融公庫を始めとする政府系金融機関などでは、中小企業向けに銀行より低金利で融資をしています。
また国や県から金利補助がつく融資制度もあります。これらのうち大半は、一定の条件をクリアすれば融資を受けることができます

もし税務署に提出する貸借対照表に「仮払金」があるようなら、「うちの会社は清算がルーズです」と公言しているようなものです

資金繰りの悪さの程度も、「役員借入金」の額で想像できます

損益計算書では、どの費用がどれだけかかっているかがわります。必要な経費なのか、ムダ使いなのか。
こうしたことを検討するためのツールとして、損益計算書は便利です

まず売上総利益から「販売費及び一般管理費」(固定費)の合計を引きます。
すると営業活動によって得られた利益、すなわち「営業利益」が算出されます

会社では営業活動以外のことでも収益があったり、費用がかかったりしています。
営業利益にこうした営業外利益を足し、営業外費用を差し引きます。これが、「経常利益」です。
このほかに、ある年に限って「特別利益」や「特別損失」が発生することがあります。
そういう場合には、経常利益にさらに特別利益を足し、特別損失を差し引きます。
こうして算出するのが「税引前当期純利益」です。
最後に、この「税引前当期純利益」から、法人税として支払う税金を引きます。これが最終的に会社に残る利益である「当期純利益」です

固定費については、年に1度見直していくようにする

限界利益」は売上から変動費を引いた残りです

限界利益から固定費を引くと、経常利益がでてきます

変動損益計算書をつくるこで、こういう状況になるかならないかを事前に予測することが可能になります。
人を1人入れたら、どの商品を何個以上売れば利益が増えるのか、また、何個以下なら逆に利益が出ないのかという損益分岐点もわかります

損益計算書では、売上や仕入などの取引が「発生した時点」で売掛金や買掛金を計上します。これを「発生主義」といいます

「銭足らず」の状態になると、会社はきちんと儲けを出しているにもかかわらず、仕入や諸経費の支払ができなくなります。
これが高じると、最悪の場合は黒字倒産になってしまいます。
「銭足らず」になる理由は、まず売掛金です。入るはずの現金が入ってこない状態だからです

資金繰りをよくする方法
1.売掛金の徹底回収
2.在庫の徹底圧縮
3.売上を前受金で受け取る
4.買掛金の支払条件を変更する
5.受取手形の現金化
6.仮勘定などを決算書からなくす
7.固定資産(不良資産)の現金化

仮払金や貸付金など本来決算書や試算表に残っているべきではない仮勘定の勘定科目を消す

経営指標
1.経営安定率(経営の健全性を知る)…売上があとどれくらい落ちても大丈夫かを見る。損益計算書から割り出す
2.自己資本比率(会社が潰れないかどうかを知る)…資本のうち返さなくてもいい分の比率を見る。貸借対照表から割り出す
3.自由資金比率(資金繰りの状況を知る)…利益がキャッシュとしてどれだけ残るかを見る。キャッシュフロー計算書から割り出す

経済安定率=経常利益÷限界利益

全国の黒字企業の経済安定率の平均は8パーセントです。
優良企業に限ってみると18パーセントという数値です。私は社長さんに、15パーセント以上を目指すことをお勧めしています

自己資本比率自己資本÷総資本

自己資本比率が高いほど資金面では経営が安定していて潰れにくい会社だということがわかると思います

黒字企業の自己資本比率の平均は25パーセント、優良企業では50パーセントほどです。
私は40パーセント以上を目指すべきだと思います


黒字企業の自由資金率の平均数値は40パーセント、優良企業でも70パーセントですが、私は70パーセントかそれ以上を目指すべきだと考えます

経営計画を立てるとき、売上の計画をまず立ててしまう人が多いのですが、逆に利益から始めて売上へと積み上げていくのがポイントです。
ここで、変動損益計算書を活用します

しっかりした会社かどうかを見る1つの目安は、一般的には自己資本比率を40パーセント以上であることです。
私は、あるべき姿として「自己資本比率を40パーセント以上にしましょう!」と言っています。
これを超える会社になるまでは、節税することは考えなくてもいいと思います

 

経営をよくする会計 6つのポイントでシンプルにつかむ

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